登山中の熊との遭遇は命に関わる重大なリスクです。近年では熊よけとしてラジオを活用する登山者が増えており、人の気配を音で知らせる手段として有効とされています。
特に軽量で携帯性に優れたポケットラジオは、登山における熊よけ対策だけでなく、災害時の情報収集にも活用できます。
この記事では、登山者におすすめの超軽量ポケットラジオ3選と、登山時の活用方法・収納場所・注意点まで詳しく解説します。
🥇 ソニー SRF-R356|定番の軽量名刺サイズラジオ
- 重量:約80g(電池含む)
- サイズ:57.6 × 94.5 × 18.9 mm
- 受信バンド:AM/ワイドFM
- 電源:単4電池×1本
- 連続使用時間:AM約100時間、FM約78時間(イヤホン時)
- 特徴:
- 巻き取り式イヤホン付き
- 名刺サイズの薄型デザイン
- 単4電池1本で長時間再生
▶ 軽さと使いやすさで定番。登山用ポケットラジオのベンチマーク的存在。
🥈 東芝 TY-SCR5|驚異の51g!USB充電対応+LEDライト付き
- 重量:約51g(電池含まず)
- サイズ:55 × 91 × 14 mm
- 受信バンド:AM/ワイドFM
- 電源:単4電池×2本、USB充電対応
- 連続使用時間(USB充電時):FM約32時間、AM約38時間
- 特徴:
- USBと乾電池の2電源対応
- LEDライト搭載で夜間も安心
- 超軽量コンパクトで収納しやすい
▶ 軽さ最重視の登山者におすすめ。USB充電で予備電池が不要な選択肢にも。
🥉 オーム電機 RAD-P210S|デジタル選局で操作性◎
- 重量:約65g(電池含まず)
- サイズ:55 × 92 × 21 mm
- 受信バンド:AM/ワイドFM
- 電源:単4電池×2本
- 連続使用時間:AM約57時間、FM約55時間(イヤホン時)
- 特徴:
- デジタルチューナーで高精度選局
- 日本メーカーによる安心設計
- スピーカー・イヤホン対応の実用性
▶ 操作性を重視する人に。登山初心者でも扱いやすい1台。
📊 比較表まとめ
製品名 | 重量 | 電源 | 電池寿命(イヤホン) | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ソニー SRF-R356 | 約80g | 単4×1本 | AM100h/FM78h | 名刺サイズ/巻き取りイヤホン |
東芝 TY-SCR5 | 約51g | 単4×2 or USB充電 | AM47h/FM43h | 超軽量/LEDライト付き |
オーム RAD-P210S | 約65g | 単4×2本 | AM57h/FM55h | デジタル選局/日本製 |
🧭 登山での使い方と注意点|熊よけ効果を高めるには?
📍 ラジオの収納場所
- 胸ポケットやショルダーポーチ
ザックのショルダーハーネスなどに装着したポーチは、スピーカーの音が外に響きやすくおすすめ。 - ズボンやウエストポーチのポケット
超軽量モデルなら歩行の妨げにもならず快適。 - ザックのサイドポケット
外に向けて音を広げたいときに便利。
🎧 熊よけとして使用する場合はイヤホンNG。必ずスピーカーで音を出してください。
🔊 使用方法のポイント
- 登山開始時からスイッチON:人が少ない登山道や樹林帯に入る前から音を出しておく
- トークや音楽番組を選局:人の声のほうが熊への警戒心を刺激しやすい
- 音量は“話し声程度”に:自然環境や他の登山者に配慮することも忘れずに
⚠️ 使用上の注意点と対策
注意点 | 対策方法 |
---|---|
電池切れ | 出発前に新品を入れ、予備電池を携帯する |
電波状況が悪い | ワイドFM対応モデルを選ぶことで受信エリアが広がる |
雨・湿気 | ジップ付き袋などで簡易防水する |
音がこもる | 布やザック内に埋もれないように外向きに配置する |
✅ まとめ:超軽量ラジオで登山をより安全に
登山時の熊よけ対策や情報収集に、軽量ポケットラジオは非常に有効です。今回紹介した3モデルはいずれも100g以下で、荷物を増やすことなく携帯可能。機能・価格・操作性のバランスもよく、初心者から上級者まで安心して使えます。
おすすめタイプ | モデル名 |
---|---|
とにかく軽くしたい | 東芝 TY-SCR5(51g) |
電池持ち重視 | ソニー SRF-R356(最大100時間) |
操作性と安心設計 | オーム RAD-P210S(日本製) |
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