登山靴選びで迷っていませんか?特にスカルパとスポルティバは、どちらもイタリア発祥の名門ブランドで、登山愛好家の間でも非常に人気があります。しかし、それぞれのブランドの特徴や向き不向きを知ることで、自分にぴったりの一足を見つけやすくなります。
今回は、スカルパとスポルティバの登山靴の違いを徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。また、筆者が実際に愛用しているスカルパの「マルモラーダプロHD」の詳細な特徴と、その魅力についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!
スカルパとスポルティバの特徴比較
項目 | スカルパ | スポルティバ |
---|---|---|
ブランドの特徴 | イタリアの職人技が光る伝統的な作りと安定感、柔らかい履き心地が特徴 | 攻めたデザインと岩場での立ち込み性能を重視した設計 |
ラスト(足型設計) | やや広めで日本人の足に合いやすい | タイトで立体的な作り、細めの足型に適合しやすい |
ソール剛性 | 柔軟性と剛性のバランスが良い | 剛性高めで岩場に強い |
フィット感 | 包み込むような「ソックフィット」構造で足馴染みが良い | 攻めたタイトフィットで、クライミング的な要素が強い |
デザイン | 落ち着いた色合いが多い | ビビッドカラーが多く個性的 |
代表モデル | マルモラーダプロHD、リベレHD、ズディオGTX | トランゴシリーズ、ネパールシリーズ、TXシリーズ |
スカルパのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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・足幅が広めで日本人向き ・長時間歩行や縦走登山での快適性が高い ・フィット感が高く、足を包み込む履き心地 ・無雪期から残雪期まで幅広い用途で使える | ・岩稜帯の立ち込み性能はスポルティバに一歩譲る場合も ・一部モデルはやや重め |
スポルティバのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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・岩稜帯やテクニカルな登山に強い ・剛性の高いソールで立ち込み性能抜群 ・タイトなフィット感で高い操作性 | ・足幅が狭い人向けで、合わない場合がある ・ソールが硬く、長時間の歩行では疲れやすい ・価格帯がやや高め |
筆者愛用!マルモラーダプロHDの特徴と魅力
私自身が愛用しているのが、スカルパの「マルモラーダプロHD」です。この靴の特徴は次の通りです。
🥾 マルモラーダプロHDの主な特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
重量 | 約630g(EU42片足) |
アッパー素材 | 耐水スエードレザー(軽量で耐久性が高い) |
防水透湿性 | HDryメンブレン搭載(高い防水性と透湿性を両立) |
フィット感 | ソックフィットXT構造により足全体を包み込むような履き心地 |
ソール | ビブラムDRUMLIN(岩場でも高いグリップ力) |
対応シーズン | 3シーズン(無雪期〜春の残雪期) |
アイゼン対応 | 軽アイゼン、チェーンスパイク対応(セミワンタッチ不可) |
特筆点 | 足幅広めで日本人の足に合いやすい、軽量性と安定感のバランスが良い |
この靴の素晴らしさは、足幅が広めの人でも快適に履ける点にあります。日本人の足に多い「甲高・幅広」の方には特におすすめです。実際、私自身も幅広の足で、これまで合う登山靴がなかなか見つからなかったのですが、マルモラーダプロHDは足への圧迫感が少なく、長時間の縦走や岩場の歩行でも足の痛みを感じにくく、非常に重宝しています。
また、3シーズン対応で軽アイゼンも使えるため、春の残雪期から秋の縦走登山まで幅広く使えるのも大きな魅力です。
結論|どちらを選ぶべき?登山スタイルで選ぼう!
登山スタイル | おすすめブランド |
---|---|
長時間の縦走やテント泊中心 | スカルパ(特にマルモラーダプロHD) |
岩稜帯メイン、岩場での安定感重視 | スポルティバ(トランゴシリーズなど) |
足幅が広い方 | スカルパ(特にマルモラーダプロHD) |
タイトで攻めたフィット感を求める方 | スポルティバ |
登山靴選びは、足の形や登山スタイルに合わせて選ぶのが大切です。特に試し履きは必須! 実際に履いてみて、自分の足に合うかどうかを確認してくださいね。
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