はじめに|ティフォン50000は「正しく洗えば」性能が長持ちする
ミレーのティフォン50000ジャケットは、防水性と高い透湿性を両立した人気のレインシェルです。軽量でしなやかな着心地から、登山だけでなく普段使いしている方も多いのではないでしょうか。
一方で、「防水ジャケットは洗っていいの?」「家庭用洗剤で大丈夫?」といった不安を感じやすいウエアでもあります。実は、洗わない方が性能低下を招くケースも少なくありません。
本記事では、
- おしゃれ着洗い洗剤「アクロン」
- アウトドア専用洗剤「ファイントラック オールウォッシュ」
この2種類を比較しながら、ティフォン50000に適した洗剤の考え方と、実際の洗濯手順を最初から最後まで詳しく解説します。
ティフォン50000の素材特性を理解する
まず押さえておきたいのが、ティフォン50000の素材構造です。
- 防水透湿メンブレンを使用
- 表地には耐久撥水(DWR)加工
- 高い透湿性ゆえに皮脂汚れの影響を受けやすい
このため、皮脂や汗汚れが蓄積すると透湿性が低下し、「蒸れる」「内側が濡れる」と感じやすくなります。
定期的な洗濯は、機能維持のために必要不可欠です。
洗剤比較①|アクロンで洗う場合
メリット
アクロンは中性で繊維にやさしく、衣類の風合いを守る設計です。
ティフォン50000のような薄手でしなやかな素材でも、ゴワつきにくく洗い上がります。
- 生地へのダメージが少ない
- 色あせ・型崩れしにくい
- 入手性が高く、家庭で使いやすい
普段使いが多く、軽い汚れを落としたい場合には扱いやすい洗剤と言えます。
デメリット
一方で、アクロンはアウトドアウエア専用ではありません。
- 防水透湿素材への最適化はされていない
- 洗剤成分が残ると透湿性低下の原因になる可能性
- 泥汚れや皮脂汚れへの洗浄力は控えめ
「洗えないことはないが、最適解ではない」という立ち位置です。
洗剤比較②|ファイントラック オールウォッシュで洗う場合
メリット
オールウォッシュは、防水透湿ウエアの洗濯を前提に設計されたアウトドア専用洗剤です。
- メンブレンや撥水加工への影響を最小限に抑える
- 汗・皮脂・泥汚れをしっかり除去
- 柔軟剤・蛍光増白剤不使用
ティフォン50000の透湿性を回復・維持したい場合には最適です。
デメリット
- 価格は一般洗剤より高め
- 風合い重視の洗い上がりではない
- 使用量やすすぎに気を使う必要がある
とはいえ、「機能ウエアを長く使う」ことを考えると、十分に納得できる範囲でしょう。
結論|どちらを選ぶべきか?
- 登山・雨天使用がメイン/蒸れを感じてきた
→ ファイントラック オールウォッシュ - 街着中心/軽い汚れのみ/応急的に洗いたい
→ アクロン(※自己責任で)
メーカー推奨・機能維持の観点では、アウトドア専用洗剤がベストです。
実践編|ティフォン50000の正しい洗濯手順【完全版】
① 洗濯前の準備
- ポケット内のゴミを取り除く
- ファスナー・ベルクロをすべて閉じる
- 裏返さず、表向きのまま洗う
② 洗濯機の設定
- 洗濯コース:おしゃれ着/ドライ/弱水流
- 水温:常温(30℃以下)
- 洗剤:規定量よりやや少なめ
※柔軟剤・漂白剤は絶対に使用しない
③ 洗濯
- 単体洗い、または軽量ウエアのみと一緒に洗う
- 脱水は短時間(30秒〜1分程度)
④ すすぎ
- 可能であればすすぎ1回追加
洗剤残りは透湿性低下の原因になります。
⑤ 乾燥
- 形を整えて陰干し
- 完全乾燥後、低温で10〜20分ほど乾燥機にかけると撥水が復活しやすい
(乾燥機不可の場合はスチームアイロンを浮かせて使用)
まとめ|洗い方でティフォン50000の寿命は大きく変わる
ティフォン50000は「洗うと劣化するウエア」ではなく、
正しく洗うことで本来の性能を取り戻せるウエアです。
- 洗剤選びが性能維持のカギ
- 迷ったらアウトドア専用洗剤
- 定期的な洗濯が蒸れ対策になる
ぜひ今回の手順を参考に、安心してティフォン50000をメンテナンスしてみてください。


コメント