はじめに
THE NORTH FACE の定番アウター マウンテンライトジャケット と、インナーとして連結可能な ジップインバーサミッドジャケット を組み合わせたレビューです。
防水性・防風性のあるアウターに、保温力の高いインナーを加えることで、冬の街中から雪山登山まで活躍する万能なレイヤリングが完成します。
本記事では 防寒性・防風性・携行性・使用シーン別レビュー を整理し、さらにダウンジャケットなど他アウターとの比較も行います。
マウンテンライトジャケットの特徴
- GORE-TEX® 2層構造で高い防水透湿性
- 防風性に優れ、強風下でも体温保持に貢献
- シンプルで普段使いにも合わせやすいデザイン
- フロントジップ・ドローコード・袖口の調整で風の侵入を抑制
ジップインバーサミッドジャケットの特徴
- 化繊中綿で軽量かつ保温力が高い
- 単体でも着用可能なデザイン
- ジップインシステム対応で、マウンテンライトにファスナー連結できる
- ダウンより濡れに強く、汗や雨で性能低下しにくい
組み合わせるメリット
- 防水×保温の相乗効果:雨雪を防ぎつつ内部は暖かい
- 使い分けが自在:秋〜春は単体、厳冬期はセットで使用可能
- レイヤリングの手間軽減:ジップで簡単に一体化できる
サイズ感レビュー
筆者身長173cmで マウンテンライト=Mサイズ、バーサミッド=Lサイズ を使用。
- アウターはやや余裕があり、インナーを入れても窮屈さはなし
- バーサミッド単体はタイトすぎず街使いにも違和感なし
- セットで着ても肩・腕の可動域は確保され、動きやすい
実地レビュー
防寒性
- 気温0℃付近の街中 → セットで快適に過ごせる
- 登山中(風速10m以上) → 風を遮断し、冷えを大幅に軽減
- 停滞時 → ダウンより劣るが、必要十分な保温力
防風・防水性
- 強風下でも冷気の侵入を抑制
- 雨・雪でもGORE-TEXがしっかり弾き、内部はドライ
携行性
- ダウンと比べると収納サイズはやや大きめ
- それでも車中泊や旅行では十分実用的
他アウターとの比較
モデル | 特徴 | 防寒性 | 防風・防水 | 携行性 | 向き |
---|---|---|---|---|---|
マウンテンライト × バーサミッド | 防水+保温のバランス型 | 高 | 高 | 中 | 冬の街・旅行・登山兼用 |
ヌプシジャケット(ダウン) | 高い保温力・軽量 | 非常に高い | 低 | 高 | 停滞や街中、乾燥した寒冷地 |
化繊中綿ジャケット単体 | 濡れに強い・軽快 | 中 | 中 | 高 | 行動中、秋〜春の防寒着 |
👉 レイヤリングの万能性ではマウンテンライト×バーサミッドが優秀。
一方で軽量性や停滞時の強保温はダウンが有利です。
メリット・デメリット
メリット
- 防風防水と保温を両立
- レイヤリングが簡単で使い勝手良い
- 街・アウトドア兼用で汎用性が高い
デメリット
- ダウンと比べて携行性はやや劣る
- 厳冬期の長時間停滞では保温力不足を感じる場面あり
使用シーン別おすすめ
- 街中の冬コーデ:シンプルで着回しやすい
- 旅行や車中泊:荷物が多い時でも天候変化に対応できる
- 雪山登山・冬山トレッキング:行動中にオーバーヒートしにくく、悪天候にも強い
購入前チェックリスト
- サイズはアウター・インナーを同じに揃えるのがおすすめ
- ダウン並みの強保温を求めるなら別途インナー追加が必要
- 携行性を重視する人はダウンとの比較も検討
総合評価
マウンテンライトジャケット × ジップインバーサミッドジャケット は、
「防水性・防風性・保温性のバランスを取り、街でも山でも使いたい人」 に最適な組み合わせです。
ダウンほど軽量・高保温ではありませんが、濡れや悪天候にも強く、レイヤリングの自由度が高いのが魅力です。
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レビュー
冬のアウター選びで迷った経験はありませんか?ノースフェイスの マウンテンライトジャケット と ジップインバーサミッドジャケット を組み合わせれば、ダウン単体に負けない防寒と、レイヤリングの柔軟性を両立できます。ここでは実使用レビュー、比較表、さらに“もっと暖かく”したい人への発展構成まで解説します。

筆者のサイズ感レビュー
筆者は 身長173cm(標準体型)。マウンテンライトは Mサイズ を使用。やや大きめの作りで、中に厚手インナーを着ても余裕があり冬の重ね着に最適です。ジップインバーサミッドは Lサイズ を所有しており、そのままジップイン。フロントのジップ長がわずかに余る感覚はありますが、着心地や運動性・保温性には問題ありません。

マウンテンライトジャケットの特長
- 素材:非フッ素ePEを用いた GORE-TEX 2層。高い防水透湿・防風性。
- 設計:フード・前立て・裾アジャスターなど悪天候向けの実用装備。
- 連結:内側の専用ファスナーでジップイン対応。
(※現行NP62450の製品情報より)
参考重量:約735g(Lサイズ)。重量はサイズ・年式で差があります(公表なしの年式もあります)。あくまで目安としてください。
以下、正面写真と背面写真。24-25年製(色ブラック、サイズM、NP62450)。ナイロン生地+ゴアテックスとなっています。裏地はポリエステル。サイズMでも袖長さは筆者は余裕があります。




首元は、チャックがアゴに当たってヒンヤリすることがないよう防止構造になっている。

絞れるドローコードは、首元、最下部、腹部、頭裏の計4か所ある。




ポケットは腹部上部に左右2か所、内側に1か所ある。冬登山を考慮した作りで、ポケットの位置は高め。




フードはワイヤーなしのつば

袖はマジックテープで調整

ジップインバーサミッドジャケットの特長
- 素材/機能:ハイロフト系のフリース中心。軽量・高保温・通気。
- 可動性:外衿・脇・袖下にストレッチフリースを採用(年式により仕様差)。
- 連結:ZIP in ZIP システムでフロントファスナー/袖口/襟元を連結可能。
参考重量:Lサイズで400〜500g台の報告が多い(年式差・実測差あり)。
以下連結部、首裏、袖部に連結用のボタンがある。





比較表|マウンテンライト+バーサミッド vs ヌプシ(ダウン単体)
項目 | マウンテンライト | ジップインバーサミッド | ヌプシジャケット(例:ND92335等) |
---|---|---|---|
想定重量* | 700–800g級 | 400–500g級 | 680–735g級(L参考) |
機能軸 | 防水・防風・透湿(GORE-TEX) | 高保温・通気・伸縮 | 高保温(ダウン) |
雨雪耐性 | ◎(完全防水シェル) | △(非防水) | △(水濡れに弱い) |
総重量の目安* | – | – | – |
使い勝手 | ハードな天候に強い | 冬の汎用インナー | 街〜軽アウトドアで軽快 |
*重量はサイズ/年式/実測により変動。ヌプシの参考値:680g(L, ND91841)・約735g(L, ND92335)など。
「さらに保温性を高めたい」人へ:ジップインジップ アコンカグアジャケット
バーサミッドよりもう一段上の保温力を狙うなら、ジップインジップ アコンカグアジャケット(ダウンインナー)をシェルに連結する構成がおすすめ。
- 中わた:軽量ダウンで高い保温性。
- 表地:はっ水加工のリップストップ。軽い雪や小雨なら対応(長時間の降雨はシェル併用推奨)。
- 連結:ジップインジップ規格でマウンテンライト等の対応シェルに接続可。
- 参考重量:**約420g(L)**の実測例あり(年式/サイズで変動)。
この構成(マウンテンライト+アコンカグア)は、防風・防水の外殻+ダウン保温の芯という“ハードウェザー対応×軽さ”のバランスに優れ、真冬の街・フィールド双方で戦力になります。
ダウン単体(ヌプシ)との要点比較
メリット(シェル+インナー)
- 雨雪への総合耐性が高い(濡れによる保温低下をシェルで抑制)。
- 気温・行動量に応じてインナー/シェルを単体運用でき、汎用性が高い。
デメリット
- どうしても重量・嵩は増えがち。
- 初期コストは2着分。
まとめ
- 実使用メモ:筆者は 173cm/マウンテンライトM、バーサミッドL をジップイン。ジップの余りは軽微で、着心地・運動性・防寒に支障なし。
- まずは定番:マウンテンライト×バーサミッド=冬の万能解。
- さらに上げる:より低温・無風休憩時の冷え対策には アコンカグア 連結を検討。
この二段構成は、「濡れや風に強く」「温かさの調整幅が広い」のが最大の魅力。街でも山でも、冬の頼れるセットアップとして強くおすすめします。
※スペック・重量は年式/サイズで変動し、販売店実測値と公式表記に差が出る場合があります。購入時は最新の製品ページ・型番でご確認ください。
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