こんにちは。けんしょうです。今回は登山靴として、
登山靴 スポルティバ トランゴ アルプ エボ GTX(LA SPORTIVA TRANGO ALP EVO GTX) を紹介します。
結論:あり(個人的にかなりおすすめ)
ここからは、実際の写真とともに使用した感想をお伝えします。購入検討している方の参考になれば幸いです。
- 2022年製 色:グレイ×イエロー メンズ サイズ42
製品の特徴と採用技術
1. ゴアテックス+防水ヌバックレザー
本製品のライニングにはGORE-TEX® Performance Comfortが採用され、防水性と透湿性を高度に両立。外装には防水加工を施したヌバックレザーが使われており、泥や雨に強く、長時間の行動中も足をしっかりドライに保ちます。天候の変化が激しい日本の山域において非常に信頼性の高い構成です。
2. シューズ本体とベロ(タン)の一体構造
足の甲に当たるベロと本体を一体化する構造により、足との一体感が格段に向上。縫い目の少ない設計により、異物の侵入を防ぎつつ、足当たりの優しさと高いフィット感を両立しています。長時間歩行時の擦れや違和感も最小限です。
3. 3D Flex Systemによる足首の可動性確保
スポルティバ独自の3D Flex Systemが足首の自然な動きをサポート。段差のある岩場やトラバースでもスムーズに踏み変えができ、グリップ力を最大限に引き出します。足首のホールド性と自由度を高い次元で両立した、技術登山に最適な機構です。
4. クライミングゾーンを備えたVibram®ソール
前足部には、フリクション重視のクライミングゾーンを設けたVibram® Mulazソールを採用。岩場の細かなスタンスを正確に踏み込むことができ、岩稜ルートやバリエーションルートで特に効果を発揮します。セミワンタッチアイゼン対応で、雪渓や残雪期の縦走にも活躍。
レビュー
私は夏の高山、残雪期の雪山、低山(森林限界未満)の雪山の登山に使用しています。
足入れした感触は、足との密着性を感じることができ、非常にフィット感が良いです。これは、シューズ本体とベロ、タンの一体構造によるものと考えられます。
トランゴアルプエボの重要は片足約790グラムでTX5等に比べると重く感じます。ただし、その分、残雪期の雪道など歩いていても冷たくなることはありません。TX5よりも生地が厚く、保温力があるためと考えます(※ただし、保温材はありませんので、厳冬期の高山には不適と考えます)。また、ソールがしっかり硬いので、重量があるザックを背負ったときの足の負担を軽減できます。
斜視と正面写真です。黄色の差し色が目立って、かっこいい見た目となっています。
本体とベロが一体のため見た目もすっきりしているます。靴紐は黒の差し色が入った黄色であり、TX5の靴紐より太目のしっかりとした紐となっています。
防水ヌバックレザー部分が多く、頑丈な作りです。足幅はスポルティバでは普通の幅かと思います。TX5よりも若干細めに感じます。そのため、試着をしっかりしご自身の足に合うかの確認は確実に実施すべきです。


側面写真です。側面側もラバーで覆われており保護力が強めです。
足首、甲のフックは主に金属製であり、締め上げをしっかりできます。また靴を洗うときなど、靴紐を取りやすく、通しやすい形状のフックのためストレスはありません。
足首には、3Dフレックスシステムが搭載されていて、ホールドしながら必要な可動域を確保しています。


後ろ側写真です。後ろには、コバがありセミワンタッチアイゼン対応です。

ソール写真です。ビブラムソールです。そして、クライミングゾーンもあるので、岩山などでつま先だけでしっかり体重をのせることができます。
しっかりグリップ力を感じることができます。滑りやすい斜面では、歩幅を小さくしたペンギン歩きが必要なシーンはあります。

つま先を押し付けたときの写真です。つま先は全く曲がりません。比較のため、ソールの柔らかい靴TX5との比較写真を載せます。
そのため、靴の重量はTX5より重いが、1泊2日で12時間以上歩くような長い工程の場合はトランゴアルプのようなソールの硬い靴を推奨します。
しかしながら、登山道が整備された低山などでは、TX5でかなり爽快に登山をすることができますので、硬いソールと柔らかいソールを使い分けることがおすすめです。


以上、実際の写真などを用いて、スポルティバ トランゴ アルプ エボ GTX(LA SPORTIVA TRANGO ALP EVO GTX) について、お伝えしました。いかがだったでしょうか。
まとめ:あり(個人的にかなりおすすめ)
得た知見:適材適所で自分の足にフィットする靴は、登山を快適にする。
皆さんも自分にあった快適な登山靴で登山を楽しめることを願っております。
では、また!

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