【登山靴 レビュー 軽すぎ!!】スポルティバ エクイリビウム ハイク 新作

登山靴

こんにちは。けんしょうです。今回は登山靴として、

登山靴 スポルティバ  エクイリビウム ハイク GTX を紹介します。

結論:あり(軽く推進力を強化できる登山靴としておすすめ)

ここからは、実際の写真とともに使用した感想をお伝えします。購入検討している方の参考になれば幸いです。

2024年製 色:カーボンイエロー メンズ サイズ42

製品の特徴と技術

スポルティバの「エクイリビウムハイク」は、登山用フットウェアとして多くの革新的技術を採用しており、特にその軽量設計とダブルヒール構造が注目されます。以下にその主な特徴と技術の要点をまとめます。

  1. 軽量設計:
    • エクイリビウムハイクは、高い耐久性を保ちつつも軽量化を実現しています。これにより、登山者は長距離のハイキングやトレッキング中に疲労を軽減し、より高いパフォーマンスを維持できます。
  2. ダブルヒール構造:
    • 靴のヒール部分には、二層構造が採用されています。内部の柔軟な層が衝撃を吸収し、外部の硬い層が安定性とサポートを提供します。この構造は、特に険しい下り坂での足への負担を軽減し、安全性を高めます。
  3. 防水性と通気性:
    • ゴアテックス® メンブレンを使用することで、優れた防水性と通気性を両立しています。これにより、悪天候でも足をドライに保ちつつ、内部の湿気は効果的に外に排出されます。
  4. 高いグリップ力を提供するビブラム® ソール:
    • ビブラム® ソールは、滑りにくく耐摩耗性に優れており、岩場や滑りやすい道でも安定した歩行が可能です。
  5. 快適なフィット感とサポート:
    • 3D Flex™ アンクルシステムが足首の自由な動きをサポートしつつ、適切な保護と快適さを提供します。また、調整可能なレーシングシステムにより、さまざまな足形に合わせたカスタムフィットが可能です。

これらの特徴は、スポルティバのエクイリビウムハイクを、厳しい自然環境における登山活動での信頼性と快適性を確保するための理想的な選択肢にしています。

使用感 レビュー 御在所岳 中道 キレット

私は普段2000m以下では基本スポルティバのTX5を履いています。ソールがすり減ってきたことから、新たな登山靴として、エクイリビウムハイクを購入したので、早速、三重県御在所岳(中道登山口~山頂 ピストン 標高差1000m程度)で使用した感想を写真とともにレビューします。

正面と斜視写真です。

正面写真
斜視

足入れした感触は、フィット感が良く、足の親指から小指までに足幅がTX5より広く感じられました。そしてなによりめちゃくちゃ軽い!!

実際、エクイリビウムハイクは片足約480グラムです。TX5が560gであったので、更に80g軽いです。足入れして歩くとはっきり軽いとわかる。

アッパーは、耐摩耗・撥水ファブリックス、つまり樹脂系ってことです。つま先の黄色部分には保護用の硬いものが入っています。つま先の黄色部分にはトウカップのように少し固めの材料が入っており、つま先を保護します。

靴紐を通す金具も一番上だけ硬いもので甲部等は生地です。ミドルカットの部類になるでしょうか、足首をホールドできる靴紐箇所は一か所です。

靴中、サイド拡大写真です。

靴中
サイド拡大

内側生地にはゴアテックス生地が見えております。(軽量化のためでしょうか)

ソール面と力をいれて押し付けたときの写真です。

ソール面
ソール面拡大
手で押したときの写真

ダブルヒールのソール。かかと側は剛性が高く感じられます。つま先側の合成は、TX5よりは硬めです。力を入れておしつけるとつま先側はたわみます。クライミングゾーンはありません。

インソール写真です。裏は独特なドットの隙間があります。(通気性確保でしょうか)

インソール(表)
インソール(裏)

メリット:1.軽くて足上げがかなり楽!2.平坦な道、そして登りの推進力がある。3.TX5より剛性があるので、軽い靴の中では、疲れやすさが軽減。

メリットは大きく3点あります。

1.軽くて足上げがかなり楽!

これは、履いてみるとわかりますが、今まで硬いソールの600g-700gの靴を履いていた方であればビックリするくらい軽く感じます。実際登っているときなど、靴の重さを感じません(いいすぎかもですが、そんな感じです。)。この靴を履く1週間前にトランゴアルプEVOの700gくらいの靴を履いて赤岳にいってきたせいか、ビックリするくらい軽く感じました。

2.平坦な道、そして登りの推進力がある。

これは、ダブルヒース構造の恩恵なのでしょうか。今までと同じように歩いていると、スピードが出すぎます!

推進力を非常に感じます!前へ前へと靴が体を押し出そうとする感じでしょうか。

3.TX5より剛性があるので、軽い登山靴の中では疲れやすさが軽減

これは、ソールが柔らかいと重い荷物があるとき、長時間歩行時間など足の裏が痛くなりやすいと思います。私は今までTX5を2000m以下では使用してきましたが、TX5よりも剛性はあるので、軽い靴の中では疲労感が軽減できると思います。御在所中道往復ですが、若干足の裏の土踏まずらへんに疲労感がでました。このあたりは個人差があると思います。

デメリット 1.スピードが出すぎる(スピードオーバーは事故のもと!) 2.アッパーが傷付きやすい(軽量化の背反) 3.砂や土での下りのグリップ力はTX5より劣る

1.スピードが出すぎる(スピードオーバーは事故のもと!)

これは、メリットの裏返しですが、推進力があるため、オーバースピードになりやすいので注意です。さらに下りのときでも推進力を感じてしまうため、意識的に歩幅を短くする、しっかりフラットフッティングをするなどスピードが出すぎないように注意した方が良いと感じました。

2.アッパーが傷つきやすい

これは、早速傷つけてしまったためです。お先にどうぞと登山道を譲られ、若干あせって登ったら岩にアッパー先端をこすってしまし、樹脂が少しはがれてしまいました(添付写真、ショック!)。このあたり軽量化の背反です。意識的に足置きを丁寧にし、ぶつけないように注意する必要があります!

岩でこすってしまったアッパー先端部(白い樹脂がでてしまっている)

3.砂や土での下りのグリップ力はTX5より劣る

これは、ソールが若干深めの形状だからでしょうか。個人的にはTX5の方が、砂や土のすべりやすいところでのグリップ力は高いと感じました。エクイリビウムのソールは深さがあるので、岩等の面向きと考えられます。そのため、土系の滑りやすいところでは歩幅を意識的に小さくすることをお勧めします。

以上、実際の写真などを用いて、スポルティバ  エクイリビウム ハイク について、お伝えしました。いかがだったでしょうか。

まとめ:あり(軽く推進力を強化できる登山靴としておすすめ)

得た知見:軽く、推進力のある靴は、登山を快適にする(適材適所)。

皆さんも適材適所の登山靴で登山を楽しめることを願っております。

では、また!

2024年5月 御在所岳 中道 地蔵岩(どうやって乗ったの?)を望む (本エクイリビウムハイク靴着用、筆者撮影)
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