長野県松本市で地元に愛され続ける老舗パン屋「アガタベーカリー」。その看板商品のひとつが、ふわふわのパンに優しい甘さのクリームがたっぷりサンドされた「牛乳パン」です。パンダの顔が描かれた可愛らしい包装紙が目印で、地元民はもちろん、観光客や登山者の間でも人気の高い逸品です。
その牛乳パン、実は「登山の行動食や昼食にぴったり」と話題になっていることをご存じでしょうか?今回は、実際に登山中にこのパンを食べた人の感想や、登山食としての魅力、購入できる場所、そして夏場の持ち運びの注意点まで詳しくご紹介します。

(2025年4月末筆者撮影)
🏔 実際に登山中に食べた人の感想
ある北アルプスを縦走した登山者の話では、「アガタベーカリーの牛乳パンを上高地入り前の朝に購入し、蝶ヶ岳の山頂で食べたら、甘さとふわふわの食感に癒された」との声が。標高2000mを超える冷涼な山の上でも、パン生地はしっとり感を保っており、ミルクの風味が疲れた体に優しく染み渡ったそうです。
他にも、「クリームが甘すぎず、口が乾かない。ちょっと固形バーに飽きたときに最高のご褒美」「ふんわりしていて潰れにくく、ザックの中でも型崩れしにくいのがありがたい」といった声も多く聞かれます。

🥪 行動食・昼食としての魅力
登山の行動食や昼食に求められる条件といえば、軽量、高カロリー、そして手軽さ。アガタベーカリーの牛乳パンは、まさにその三拍子を満たしています。
- 軽量で携帯性抜群:見た目のボリュームに反して非常に軽く、ザックに入れてもかさばりません。
- 高カロリーでエネルギー源に最適:パン生地+ミルククリームの組み合わせで糖質と脂質がしっかり補給できます。
- 片手で食べられる設計:パンダ包装紙のまま手を汚さずに食べられるため、立ったままでもOK。
- 水分を含んでいて喉が乾きにくい:標高の高い山では、乾いたものは食べにくい傾向がありますが、牛乳パンはその点も安心です。
行動食として途中の小休憩でエネルギーを補うもよし、山頂でゆっくりコーヒーと一緒にランチにしてもよし。汎用性の高さも魅力です。
🏪 どこで買える?アクセスしやすい店舗情報
アガタベーカリーは松本市内に2店舗展開しています。
- 本店:松本市県2丁目16-6(松本駅から徒歩15分ほど)
- 神田店:松本市神田1丁目19-22(やや郊外)
どちらの店舗でも、朝から焼き立ての牛乳パンを販売しており、特に週末は早めに売り切れることもあるため、登山前に立ち寄る際はなるべく早い時間帯がおすすめです。店内では牛乳パン以外にも、地元産の素材を活かした惣菜パンやサンドイッチも販売されていますので、下山後のご褒美にもぴったりです。
駒ヶ根SAでも買えた!
筆者は駒ヶ根SA(上り)のお土産やさんの売店でアガタベーカリーの牛乳パンをゲットしました(2025年4月末。数量限定で販売していた)。SAで購入できると、当日の長野登山の行動食やランチに食べられるのでありがたいです。
☀️ 夏場の登山での注意点:クリーム入りパンの扱い方
アガタベーカリーの牛乳パンには、たっぷりのミルククリームが入っているため、気温の高い時期には持ち運びに注意が必要です。暑い時期は、以下の点に留意が必要と考えます。
- 保冷バッグ+保冷剤を使う:登山用のソフトクーラーなどで冷却を保ちましょう。
- 朝のうちに消費する:行動開始直後の朝食や午前中の補給に使うのがおすすめです。
- 直射日光を避ける:ザックの中の中心部にしまうなど、できるだけ温度上昇を抑える収納を心がけましょう。
- 生クリーム系と間違えないように:アガタの牛乳パンは比較的安定したペースト状ですが、真夏の長時間放置はNGです。
✅ まとめ
アガタベーカリーの牛乳パンは、ただのご当地グルメではありません。登山の行動食・昼食としての完成度が高く、登山中のエネルギー補給にも、山頂でのご褒美にもぴったりです。地元産の素材と丁寧な手作りで生まれる味わいは、都会ではなかなか出会えない“山のパン”ならではの贅沢。
松本駅周辺からのアクセスも良く、登山の行き帰りに立ち寄りやすいのも魅力のひとつ。夏場はしっかり保冷対策をして、安全に持ち歩いてくださいね。
長野の山旅の始まりに、ぜひアガタベーカリーの牛乳パンをリュックに一つ。きっと、特別な山の思い出の一部になってくれるはずです。
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