登山を安全かつ快適にするための必須アイテム「トレッキングポール」。特に信頼できるブランドとして、ドイツのLEKIと日本のシナノは多くの登山者から支持されています。本記事では、両ブランドの代表モデルを比較し、それぞれの特徴や適している登山シーン、筆者の愛用品「シナノ フォールダーTWIST115」についても詳しくご紹介します。
【LEKIとシナノの代表モデル比較表(重量・特徴・用途例)】
ブランド | モデル名 | 重量(1本) | 特徴 | 適している北アルプスの山の例 |
---|---|---|---|---|
LEKI | クレシダ FX カーボン | 約204g | カーボン製で軽量、折りたたみ、女性向けデザイン | 唐松岳、蝶ヶ岳など比較的アップダウンの少ない稜線 |
LEKI | ジャーニーライト | 約247g | アルミ製、スピードロックシステムで素早く長さ調整可 | 燕岳、大天井岳など日帰り〜小屋泊の定番ルート |
LEKI | ブラックシリーズ FX カーボン | 約255g | 高剛性カーボン、コンパクト収納、上級者向け | 奥穂高岳、槍ヶ岳などの岩稜帯・テクニカルなルート |
シナノ | フォールダーTWIST115 | 約221g | 軽量、折りたたみ、ツイスト式で長さ調整しやすい | 焼岳、西穂高岳などの日帰り・小屋泊で使いやすい |
シナノ | ロングトレイル115 | 約240g | アルミ製、3段伸縮、シンプル構造 | 白馬岳、蓮華岳などの縦走向け |
シナノ | FAST-130 カーボンW | 約230g | カーボン製、S-techグリップで握りやすい | 燕岳、大天井岳などの人気ルート |
【LEKIの特徴考察】
LEKIはドイツ発祥のブランドで、世界中の登山者やトレッキング愛好家に支持されています。その特徴は以下の通りです。
- 高精度のロック機構(スピードロック/エクスターナルロック):素早く長さ調整ができ、特に変化の多い登山道で役立ちます。
- 高剛性素材(カーボン、アルミニウムの選択肢):高所での安定感が高く、特に岩稜帯や長期縦走での安心感があります。
- 豊富なラインナップ:初心者〜上級者まで、用途や体格に応じたモデルが充実。
- 耐久性重視:過酷な環境での使用を前提にした設計で、耐候性・耐久性に優れています。
特に北アルプスの槍ヶ岳、奥穂高岳、剱岳のような岩稜帯や難路が続く山域では、LEKIの剛性の高いモデル(例:ブラックシリーズFXカーボン)が適しています。
【シナノの特徴考察】
シナノは長野県発祥の日本ブランドで、日本の山岳環境に適した設計が魅力です。主な特徴は以下の通りです。
- 軽量性とコンパクト性:特にフォールダーTWIST115のようなモデルは、持ち運びや収納性に優れ、日帰り登山や小屋泊に最適。
- 日本人の体格に合わせた設計:グリップの形状やポール長が日本人にフィットする。
- シンプルで扱いやすい構造:初めての方でも迷わず使えるデザインが多い。
- ツイストロックの使いやすさ:フォールダーTWIST115は筆者も愛用中で、軽く、ツイストでの長さ調整がしやすく、休憩中や登山中に素早く対応できるのが大きな魅力。
シナノのモデルは、特に北アルプスの燕岳、焼岳、唐松岳など、比較的アップダウンが少なく、景色を楽しむ登山に向いています。軽量さと取り回しの良さが、長時間の歩行で疲労を軽減してくれます。
【筆者愛用モデル:フォールダーTWIST115】
筆者はシナノの「フォールダーTWIST115」を愛用しています。その理由は以下の通りです。
- とにかく軽い(約221g/本):長時間の使用でも疲れにくい。
- コンパクトに折りたためる:ザックに収納しやすい。
- ツイスト式の長さ調整がスムーズ:行動中でもサッと調整できる。
特に北アルプスの焼岳や西穂高岳のような日帰り・小屋泊登山において、必要十分な性能で、安心感を与えてくれるおすすめの一本です。
【定価情報と引用サイト】
ブランド | モデル名 | 定価(税込) | 引用サイト |
---|---|---|---|
LEKI | クレシダ FX カーボン | 約¥33,000 | Amazon |
LEKI | ジャーニーライト | 約¥13,000 | GOHUNT |
LEKI | ブラックシリーズ FX カーボン | 約¥40,000 | Amazon |
シナノ | フォールダーTWIST115 | 約¥18,000 | Amazon |
シナノ | ロングトレイル115 | 約¥10,000 | Bigbigplace |
シナノ | FAST-130 カーボンW | 約¥16,000 | Decathlon Malaysia |
【まとめ】
LEKIとシナノ、どちらも素晴らしいトレッキングポールブランドですが、選び方のポイントは以下の通りです。
- 剛性重視・高所登山・岩稜帯ならLEKI
- 軽さと扱いやすさ重視・日帰り・初心者ならシナノ
登山スタイルや体力、行きたい山に合わせて、自分に合った一本を選び、北アルプスの絶景を安全に楽しんでください!
※アイキャッチ画像はAI生成によるイメージです。実際の製品や景色とは異なる場合があります。
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