はじめに
登山やハイキングで欠かせないのが 汗冷えを防ぐベースレイヤー。
THE NORTH FACE の エクスペディション ドライドットクルー(NT12123) は、縫い目の少ない快適設計と速乾性に優れた長袖Tシャツとして人気です。
この記事では、新色(ルナストレート・ケイブブルー)を実際に着用して感じた 通気性・汗対策・サイズ感 を中心にレビューします。さらに他ブランドの同価格帯モデルと比較し、どんな人に向くか/向かないか を整理しました。
製品スペックと特徴
- 品番:NT12123
- 素材:ポリエステル(吸汗速乾・ストレッチ性あり)
- デザイン:縫い目の少ないシームレス構造、脇下の快適設計
- 機能:吸水拡散、通気性、軽量性
- 用途:登山・トレッキング・ランニング・アウトドア全般
👉 特に「汗抜けと動きやすさ」に特化して設計されています。
新色の印象
- ルナストレート(LS):落ち着いたライトグレー系で街使いもしやすい
- ケイブブルー(CV):濃いめのブルーでアウトドア映えするカラー
- いずれも登山ウェアらしい派手さを抑え、シーンを選ばず使える印象です
サイズ感・フィット感レビュー
- 筆者身長173cmで Lサイズ着用 → ちょうど良いフィット感
- ストレッチが効いて動作がスムーズ、窮屈さはなし
- 袖丈はやや長めで、手首をしっかりカバーしてくれる
- 脇下に縫い目がなく、ザック使用時の擦れや不快感が少ない
実際の使用感レビュー
通気性と速乾性
- 登りで汗をかいても 素早く乾いてベタつきにくい
- 樹林帯や高湿度環境では若干蒸れるが、風が抜ける稜線では快適
汗冷え防止
- 行動後の休憩中でも汗が乾きやすく、体温低下を抑えやすい
- 綿混のTシャツと比べると明らかに快適性が高い
重さ・携行性
- 非常に軽量で、パッキング時もかさばらない
- 夏のテント泊や旅行の着替えにも向いている
他モデルとの比較
製品 | 速乾性 | 通気性 | フィット感 | 重量 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
ノースフェイス NT12123 | 高 | 高 | 標準〜ややタイト | 軽量 | 汗冷えを防ぎたい全登山者 |
モンベル ジオライン LW | 高 | 中 | タイト | 超軽量 | 夏の高温期に軽快に動きたい人 |
パタゴニア キャプリーンクール | 中 | 高 | 標準 | 軽量 | 通気重視・街でも着たい人 |
👉 NT12123 は「通気・速乾・動きやすさ」のバランス型。他ブランドより派手さはないが、オールシーズン安定して使えるのが魅力です。
メリット・デメリット
メリット
- 脇縫い目なしでザック使用時も快適
- 速乾性が高く汗冷え対策に有効
- 新色が街でも着やすい落ち着いたデザイン
デメリット
- 真夏の炎天下ではやや蒸れを感じる
- 価格はやや高め(性能を考えると妥当)
向いている人/向かない人
向いている人
- 夏山や縦走登山で汗冷えを避けたい人
- 街と山で兼用できるシンプルなデザインを求める人
- 長時間の行動でストレスなく着続けたい人
向いていない人
- 超軽量・薄手を最優先する人(→モンベルLWなどが合う)
- 強い防寒性能を求める人(→中厚手や冬用ベースレイヤー推奨)
お手入れ・耐久性
- 洗濯後も型崩れしにくく、乾きも早い
- 色落ちは少ないが、濃色は念のため単独洗いがおすすめ
- 摩耗には強めで、長期使用でも生地ヨレが少ない
総合評価
ノースフェイス NT12123 ドライドットクルーは、「通気性・速乾性・着心地」のバランスが取れた登山用長袖Tシャツです。
価格は少し高めですが、汗冷え防止効果と快適性を考えると十分に価値があります。
新色も落ち着いた印象で、街・旅行・アウトドアすべてで活用できる万能モデルとしておすすめできます。
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こんにちは。けんしょうです。今回は登山用ウエアとして、
登山用の長Tシャツ ノースフェイス エクスペディションドライドットクルー を紹介します。
結論:あり(個人的におすすめ)
ここからは実際の写真とともに使用した感想をお伝えします。購入検討している方の参考になれば幸いです。
先にレビューしたTシャツと同シリーズの長T版でございます。以下2種類です。色違いなだけですが。
- 2023年春 色:ルナストレート(LS) メンズ サイズL
- 2023年冬 新色:ケイブブルー(CV) メンズ サイズL
1:2023年春 色:ルナストレート(LS) メンズ サイズL
公式ページでは、以下のように概要紹介されています。
行動時間や運動量が多い遠征や、気温や天候変化が激しい高所での着用を想定したテクニカルベースレイヤーです。生地は、肌面にはっ水加工を施したドライ層を用い、表面は汗を素早く拡散し乾燥させる吸水層で構成したダブルフェイス構造。
引用元:GOLDWIN WEB STORE 公式ページ
私は、夏場は高山にて、春、秋、冬などはメインの長Tシャツとして着用しています。見た目もかっこよく気に入っています。
着た感触は、同シリーズのTシャツ同様、とても柔らかく着心地が良い。また軽く、汗抜き良い感じです。
正面写真です。左胸のところにノースフェイスのロゴがあり、さらに黒のポッケのワンポイントがあります。こちらはTシャツではない、長袖タイプのワンポイントとなります。かっこいいです。

左肩のところにサミットシリーズのロゴがあります。こちらもかっこいいです。

背中側には右肩後ろにノースフェイスのロゴがあります。

脇の下の写真です。

皆さん、普通の長Tシャツと違うところ気づきましたでしょうか??
そうなんです、脇の下に生地と生地の合わさるとこの縫い目がないんです!!!
この効果で、登山時に汗をかきやすい脇の下の汗引きがよくなり、快適性が上がっていると考えます。
また、縫い目がないので、腕を上げたときに引っ張られる感じがなく、鎖などつかむときなども違和感なく、腕を操作できます。
下の写真は上記長Tシャツを買うまで来ていた2021年頃に購入した比較用の速乾長Tシャツです。脇の下は通常このように縫い目があるのが多いかと思います。この縫い目があることが、脇の下に密度の差を感じる原因になっているのだと思います。

一度、エクスペディションドライドットクルーを着てしまうと、もう過去の長Tシャツに戻れなくなりました(笑)。
エクスペディションドライドットクルー の懸念点はお値段が若干高いところかと思います。
長Tシャツですが、約一万2千円します。しかしながら、上記理由から買って良かったと思っています。登山が快適になりましたし、写真とるときにも映える長Tシャツで本当に気に入っています。

このシリーズの表面はこのようにドットにみえる凹凸形状となっており、おそらくこの形状により空気と触れる表面積が向上し、表面の熱伝達率が向上し、速乾性が上がっているのかと思います(専門用語ですみません)。

首元も生地は柔らかいので窮屈感なしです。
私は173cm、63kgで、Lサイズにしました。Lサイズにしたのは同シリーズのTシャツをMサイズで購入し、Tシャツの上に着る想定で購入したためです。
このシリーズの半袖バージョンのレビュー記事はこちらを参照ください。
2:2023年冬 新色:ケイブブルー(CV) メンズ サイズL
2024年に新色がでましたが、購入したのは2023年冬の新色のケイブブルー(CV)です。ルナストレートとそんなに違わないのでは?とツッコミがきそうですが、紫が好きな色なので、紫系の色を追加購入してしまいました。これで連続で登山いくことを想定しても、予備1枚となり問題ございません。
正面写真です。ザ紫というよりは、少し青みがかった紫っぽい色です。これはこれでかっこいいです。ノースフェイスのダウンで、アストロライトフーディダウンにもケイブブルーの色がありますが、あちらは結構紫っぽい色ですが、こちらの長Tは少し青っぽい色が強い感じです。私はこちらの長Tのケイブブルーの方が好きです。同じケイブブルーでも、品物によって色味が違うので実際に手に取ってみて購入することをお勧めします。



デザインは2023年春のルナストレートと同様です。まだ夏山高山で試していませんが、目立つ色なので、こちらの色も映え写真によさそうです。山開きが楽しみです。
なお24年度春の新色はブルーモス(BM)とバナディスグレー(VG)があります。
以上、実際の写真などを用いて、ノースフェイス エクスペディションドライドットクルー について、お伝えしました。いかがだったでしょうか。
まとめ:ありです(個人的に)
得た知見:高機能かつ自分がかっこよいと思うウエアは登山を快適にし、気分をワクワクさせる(再掲)
皆さんも自分にあった快適な長Tシャツで登山を楽しめることを願っております。
では、また!
